3R→4R

チームマイナス6%


経済の発展により、日本人の生活は大量生産、大量消費、その結果としての大量廃棄。
この流れにより廃棄物を大量に増やす結果になりました。

人類の大量廃棄により、廃棄物処理場はいっぱいになり、廃棄物を捨てる場所が残り少なくなっているのです。
また、廃棄物による汚染や廃棄物処理による温室効果ガスの排出など、地球環境に悪影響を及ぼすことによって地球温暖化の一因にもなっているのです。
そのため、近年では廃棄物減量のための様々な対策が取られています。

そのひとつが3R運動です。

2002年より、毎年10月は『3R推進月間』と定められ様々な普及活動や啓発活動が行われています。
環境問題に今は興味がないお子さんでも、スーパーなどのマイバッグ運動なら知っている子もいるのではないでしょうか。
このマイバッグ運動も、3R運動の一環でレジ袋削減を目指しています。

資源を循環して有効利用する循環型社会を構築することで、廃棄物を減らすための基本的な考え方です。
2001年には、循環型社会形成推進基本法が施行されており、生産者が廃棄物の処理に一定の責任を持つ拡大生産者責任の原則が確立しています。
循環資源の優先順位としては、まずはリデュース(Reduce=減らす)することにあります。
そして リユース(Reuse=再利用)、リサイクル(Recycle=再利用)、サーマルリサイクル(熱回収=燃やしてその燃料を利用する)などの適正な処分の順になっていて、3Rはこの順位に基づいた考え方なのです。

2001年に施行された資源促進利用法では、事業者に対して3Rの取り組みを求めています。
廃棄物の大幅な削減と再生資源の利用促進を目指し、使用済みの部品を新製品に組み込んで再使用することや、省資源化設計を義務付けています。(船場吉兆の再利用はこの範囲ではありません^_^;))

対象は10業種(建設業、電気業、鉄鋼業など)で69品目(自動車やパソコンなど)になります。

地球温暖化の対策として、このように様々な法律が施行されており、その法律に基づいて廃棄物を減らし、資源を有効利用する持続可能な社会が求められています。


◆4R運動
上記で説明した3R運動に加え、近年では4R運動を推進しています。
3Rとは、Reduce(減らす)、Reuse(再使用)、Recycle(再利用・再資源化)の頭文字を取ったもの。

4Rとは、それにRefuse(断る)が加わっています。


以下が、内容を纏めています。

1.リフューズ(Refuse)

「断る」と言う行為です。
スーパーで使用するレジ袋や過剰包装など不必要なものは『要りません』と断って下さい。

2.リデュース(Reduce)
「減らす」ことです。
現在では、ごみ袋も一人一人が購入する時代になりましたね。
ごみを種類別にきちんと仕分けして、また、ごみを減量することはとても大切な行為です。

3.リユース(Reuse)
「再利用」すると言う意味です。
物があふれている近年呉生活では、すぐに新しいものに買い換えする習慣があります。
しかし、使えるものはなるべく使用して、仕方ない場合には再利用出来る様にリサイクルしましょう。

4.リサイクル(Recycle)
「再資源化」のことです。
限られた資源を何度も使用することは当たり前ですね。
再利用しやすいように、ごみをしっかり分別しましょう。

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