ライフ・サイクル・アセスメント(LCA)

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地球温暖化への企業の取組みの説明
ライフ・サイクル・アセスメント(LCA)とは、製品の原材料の調達から、製造⇒流通⇒使用⇒廃棄または再利用に至るまで製品のライフサイクル全体のエネルギー商品や環境負荷を定量的、客観的に評価する手法になります。

数値としては、材料の使用量、エネルギー投入量、二酸化炭素排出量などが用いられます。
活動や商品を選択するときに、環境負荷を比較検討する目安となるのです。

消費時に同じ量の二酸化炭素を排出する商品であっても生産や廃棄の段階までのライフサイクルを考えあわせると無視できない商品もあるのです。
同機能の商品を比べたり、新旧の商品の環境負荷を比べることもできます。
住宅での二酸化炭素排出量は、省エネ建築で断熱・気密化工事の際に増加するのですが、完成後は暖房器具の温度下げたり、使用を削減することができるので、全体を通しては二酸化炭素の排出量を削減できています。
つまり、省エネ建築が環境に有効だと具体的に証明されます。

LCAは1960年代、アメリカで始まり、その後ヨーロッパで発展しました。
最近では、欧米諸国への輸入でLCAの評価を求められることが多くなっており、日本でもLCAを導入する企業が増えてきています。

地球温暖化の対策として製品が環境に与える影響を分析・評価することができるLCAは、大きな意味を持っています。
企業の環境報告書には、このようなLCAへの考え方や取組みの情報を開示している企業もあります。
製品の環境負荷を考えた取組みは、地球温暖化や地球環境を考えた対策であると同時に、消費者が購入する際にも考慮し環境負荷の少ない商品を選ばなければなりません。

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