温室効果ガスの内訳
『地球温暖化』の現象の直接原因と予測される温室効果ガスの増加。
中でも二酸化炭素の排出量増加がその多くを占めるのですが、二酸化炭素(CO2)の一人あたりの排出量が多い国の順位は、アメリカ⇒オーストラリア⇒カナダ⇒ロシア⇒ドイツ⇒イギリス⇒日本と続きます。
過去20年間で大気中に二酸化炭素の濃度を増加させた内訳として、その4分の3以上の大半は石炭や石油などの化石燃料の燃焼と報告されています。
一人あたりの排出量を見ても分かる様に、産業、工業の進んでいるアメリカ、ロシアや日本などの『先進国』が大きな割合を占めており、『地球温暖化』の緩和への重い責任を担っているのも分かります。
先進国の一人あたりの排出量は、発展途上国の排出量を大幅に上回っているのです。
しかし発展途上国においても、現状では一人あたりの排出量は少ない傾向にありますが、経済発展、産業と比例して急速に増加しつつあるのです。
世界中どの国においても経済の発展と、温室効果ガスの排出を抑制する『両立』したシステムを形成することが必要になっています。
温室効果ガスは、二酸化炭素の他にもメタン、フロン、一酸化二窒素などが挙げられます。
■メタン
メタンの排出原因の半分以上が化石燃料の燃焼や、埋め立てなどの土地開発が原因と報告されています。
最近、オーラリアなどの人口より家畜の方が多い国では、牛のゲップなどもメタンの原因だと強く指摘されています。
メタンの大気中濃度も1750年から150%増加傾向にあり、現在も進行中です。
■フロン
フロンは皆さん良くご承知だと思いますが、オゾン層を破壊する性質を持っています。
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