容器包装リサイクル法

チームマイナス6%


プラスティックトレイの回収
容器包装リサイクル法は1995年に制定されました。
容器包装ゴミの減量とリサイクルの推進を目的に、2000年4月に完全施行されました。

この法律の中で、消費者は容器包装を分別、市町村は分別回収、事業者は再商品化、と役割が明確にされています。

2005年度の家庭ゴミ全体に占める容器包装廃棄物は容積比で、実に全体の60.79%を占めているのです。
その中でも、ペットボトルを含むプラスチックの容器包装が38.1%で、回収するゴミがかさばる要因となっています。
このため、家庭ゴミから容器包装を減らす対策が重点課題になります。

容器包装リサイクル法の対象となるのは、ペットボトル、プラスチック製容器包装、アルミ缶、スチール缶、ガラス瓶、飲料用紙パック、ボール製容器、紙製容器包装です。
容器包装には、これらを判別するマークがついています。
アルミ、スチールなどの言葉と一緒にマークが商品に付けられているのを見たことがあるでしょう。
そのマークを確認して、しっかり分別することでリサイクルが進むのです。

しかし、回収されたペットボトルがリサイクルされずに、一部海外に輸出されたり市町村の分別回収や選別保管にコストがかかりすぎる問題も出ています。
また、容器包装廃棄物としてレジ袋が多く排出されることから、その対策として容器包装リサイクル法が改正され、レジ袋を多く用いている小売業者(デパート、スーパー等)に、レジ袋排出を抑制する措置を導入しました。
また、リサイクルが円滑に行われるように、市町村だけではなく、事業者が一部資金を出資する仕組みが作られました。

容器包装を減らすことは、ゴミの焼却を減少されて地球温暖化の防止につながります。
地球温暖化の抑制のためにも、容器包装の分別だけでなく、エコバッグや使い回しのレジ袋を持ち歩きレジ袋や過剰包装を断ることでゴミを減らすよう、消費者は心がけることが必要になっています。

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