カーボンニュートラルな資源

チームマイナス6%


クリーンエネルギーと新エネルギー説明
バイオ(生物)マス(量)とは、生ゴミや家畜の排泄物、木屑など、動物や植物から生まれ今までは廃棄していた再生可能な有機資源のことです。
家畜の排泄物のたい肥利用、メタンガスの生成、製材工場等の残材からのエタノールの抽出、下水汚泥のガス化発電などが考えられており、バイオマスエネルギーとして既に実用可可能なまでになっています。

バイオマスは、植物が大気中の二酸化炭素を光合成により吸収し、燃焼によってバイオマスから二酸化炭素が発生しても実質的には大気中の二酸化炭素を増加させたことにはならないので、カーボンニュートラルな資源といわれています。

日本では、地球温暖化の防止の仕組みとして循環型社会を目指す長期的な戦略がありますが、その中核として2002年にバイオマス・ニッポン総合戦略が閣議決定されました。
循環型社会の形成の他、温室効果ガス排出抑制による地球温暖化の防止、資源の有効利用や地域活性化、雇用促進につながるものとして、バイオマスの利用や活用推進に関する取り組みや行動計画が述べられています。

後に見直しが行われており、2006年3月には未利用バイオマスの利用促進の対策や国産バイオ燃料の本格的な導入、バイオタウン構築の加速化を図る施策も含まれた形で新たな総合戦略として様々な取り組みを行っています。

未利用の間伐材などの林地残材や樹木の伐採や造材で発生する枝や葉などは、2006年時点でほとんど利用されていない状況です。従って、再利用を促進する対策が求められているのです。
また、資源作物も現時点では、ほとんど利用や活用がされていませんが、菜の花の食用油の廃油から作るバイオディーゼルを活用している地域やさとうきびからバイオエタノールを製造して燃料に利用したり活用している実証試験が行われています。

以前までは捨てていた廃棄物の有効利用は、ゴミが減る、再利用でエネルギーになるなど利点が多く、地球温暖化防止のための大切な対策となっています。

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