フロンガス
『地球温暖化』の主要因である温室効果ガス。
温室効果ガスには二酸化炭素やメタンなど様々なものがあげられますが、オゾン層を破壊する性質を持つ比較的有名なガスが『フロンガス』です。
実は、この『フロンガス』には二酸化炭素の数千倍と言われる温室効果があるのです。
フロンガスは主な用途としては、その性質から冷却のために世界中で使用されています。
もちろん使用されはじめた頃には温室効果があるガスだという認識なかったのだと思います。
そのため、いろいろな物に使われていました。
クルマのエアコン、家庭のエアコン、冷蔵庫など様々な冷却機能が必要な製品に使用されていますが、温室効果ガスとして排出され、又、オゾン層の破壊に原因しているのです。
現在では、フロンガス自体の使用は禁止されているのですが、現在でも古い製品を廃棄する時には大量のフロンガスが放出されるのも事実な様です。
『フロンガス』の性質は空気よりも重さがあるので、地球の表面を覆っているオゾン層へはゆっくりと時間をかけて近づいていきます。
一般的に、フロンガス排出からオゾン層へ到達するのに20年かかると言われています。
20年前は、まだフロンガスが全盛の時代でしたのでの今頃は20年前のフロンガスが到着しているころです。
更に20年後にはどうなっているのでしょう。
今の科学力ではオゾン層を修復することは出来ない人類としては、出来るだけフロンガスを排出しない様にするしか選択の余地は無いのです。
現在使用されている『フロンガス』に変わる『代替フロン』は、オゾン層の破壊効果が比較的弱いとされてはいますが、結局はフロンガスには変わりは無いと指摘されているのです。
フロンガスにしても温室効果ガスにしても、私達が今出来る事を確実に実行し、20年後、それ以降まだまだ続く未来を築くことが求められているのです。
そうしなければ、アニメのガンダムのようにコロニーを作って地球を脱出することになりかねません。
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